丸島儀一の知的財産戦略 -技術で事業を強くするために

昨日、丸島先生の出版記念講演会が開催されました。

K.I.T.プロフェッショナルミーティング
第2回 知的財産公開セミナー
『丸島儀一の知的財産戦略 -技術で事業を強くするために』

講演内容は上記リンクをご覧ください。

講演会は90名を超える参加者で満員御礼。続く懇親会も30名以上の方に参加いただき、大盛り上がりでした。
講演会を企画・運営されたKIT事務室の皆様、書籍販売から懇親会まで仕切った梅垣さんをはじめとする丸島ゼミメンバー、フルメンバーで懇親会をサポートしてくれた来んしゃい虎ノ門店の皆様、そして、懇親会に参加して熱く熱く知財戦略を語っていただいた皆様に感謝です。ありがとうございました。

KITでの授業、ゼミでのコメント、その他講演会と、トータルすれば何百時間と先生のお話を聞いていますが、毎回新しい気付きを得るのは、私がまだまだ未熟なせいなのでしょう。
今回は、この一言。

「質のいい特許は、目的を達成できること」

このフレーズを聞いて、KITの入学試験のときを思い出しました。面接で業務経験の自己アピールをしていて、「いい明細書作り」にはかなり自信がある、マニュアルやチェックリスト整備もしたことなどをアピールしました。そして「いい特許の要件って何だと思っている?」と丸島先生から質問され、当然とばかりに「技術者の思いさえも汲み取ったもの、そして訴訟にも耐え抜くレベルの記載がされているものです」と解答したのでした。

面接が終わり、試験室から退室するときに丸島先生から一言「特許業務の目的は事業が勝つためなんだよ。」と言われて、その瞬間「やられた!」と思いました。そのときの私の頭の中では、テクニカルな部分と、ストラテジックな部分とがごちゃごちゃになって、結果的には出願の目的に適った明細書にできるかどうか怪しいということを悟らされたのです。

そんなわけで、上記のフレーズは、テクニカルな部分は100%クリアした上で、「相手に脅威を与える」「相手を市場から排除する」「技術標準の必須特許となる」等々の目的を達成するためのプラスアルファの部分の話だと理解しています。実に奥が深いです。

先生本人もおっしゃっているのですが「丸島知的財産戦略」に書いてあること一つ一つには、本書では書ききれないコンテキストがあり、それで解説本が書ける程です。タイトルはやっぱり「もしチザ」?これじゃチザム先生(米国の知的財産権法学者の大家)の解説本になってしまいますね。

座右の言「知財で勝つ」も書いていただきました

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