産業能率大学スクーリング「知的財産管理」

7月23日、24日、31日の3日間、産業能率大学通信課程のスクーリング「知的財産管理」の講師を務めました。梅雨明け後の猛暑の中、1日5コマの集中講義です。受講された産能大生の皆さんお疲れ様でした。

この科目、授業を受けずに課題レポートと科目修得試験だけを受けるものと、3日間のスクーリングを受ける2種類の単位取得方法があり、タケモトは両方の講座設計を担当していますが、スクーリングをお勧めします。

なぜなら、科目修得試験については、テキストに書かれた「知識」に基づいて、一人で考えてもらう他なく、しかも、講師が途中でヒントを出すこともできないので、自ずと出題内容に制約が出てきます。
その結果、試験は「テキスト持込可」なのですが、基礎レベルの知識はテキストがなくても回答でき、さらに、テキストのどこに、どのような内容が書かれているかまで頭の中に入っていないと、答案作成の時間が足りず、合格レベルに到達するのが困難な出題をしています。
本音は、受講していただけただけで合格あげてもいいのですが、「知財技能検定3級合格相当」とシラバスで謳っているからは、あんまりユルユルにするわけにもいかないのです。

一方のスクーリングは、講義やテキスト購読だけでは散逸してしまう知識を、演習とグループワークでしっかり定着させていきます。教材も、テレビドラマや身近な日用品を使うので、比較的取りつきやすいように工夫しています。個別の質問、疑問にもお答えできるので、講師としても、受講生との対話の中で新たな気付きが得られるというメリットがあるのです。

スクーリング科目の選択を、ブログ検索して検討されている方もいると聞いたので、ちょっと解説してみました。

こんどのスクーリングは2月中旬。今回の反省をもとに、さらにブラッシュアップを進めようと思います。

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